ZOTAC ZBOX CI520 のメモリ交換

CI520のメモリを8GBに交換


先日「ZOTAC ZBOX CI520 nano Win8.1 with bing」を購入して、小型ファンレスPCを手に入れた「とってぃ(@mHomeLab)」です。

こんな感じの製品だよって事でレビュー記事も書きましたが、本体と同時に購入した8GBのメモリは交換しないまま2週間ほど使用していました。

主な用途として、iTunesを常時起動しておきAppleTVの接続先にする為に購入したので、結果的には標準搭載メモリの2GBでも何ら支障は有りませんでしたが、メモリの使用状況確認と交換まで行いましたので、手順等をシェアしたいと思います。

 ■ 標準メモリの2GBの使用状況

まずは、OSを起動した直後のメモリ使用状況をリソースモニタにて確認してみました。
使用中が1.02GBで、あとは予約済やら変更済とかスタンバイ等で消費されて、空きメモリは287MBとなっています。

既に何個かのアプリをインストール済みで、NAS管理等の常駐しているアプリも有るので純粋なOSのみとは言えませんが、大きなアプリを起動している訳ではありませんので、ほぼこれに近い数値がOS起動直後と言えます。思ったより空きが少ないですね。ちょっとしたアプリを起動しただけでスワップ(仮想メモリ行き)しそうです。

 ■ アプリを複数起動したり、IEでyoutubeを観覧してみた

標準メモリの2GBのまま、主な使用目的のiTunesを起動した状態でyoutube上のHD画質動画を観覧してみました。


この時点で空きは135MBになっており、まだ空きが少しは有ると思いきや実はタスクマネージャーのパフォーマンスタブのメモリ使用量を見ると、2048MB(約2GB)を超えていました。という事は既に仮想メモリを使用しているという事になりますね。

この後も、youtubeのHD画質動画を複数同時に再生したりしてみたところ、空きメモリは0〜100MB程度の範囲で変化し仮想メモリが使用されますが、10個の動画を同時再生しながらGoogleMapで地図を移動させても、動画がカクつく等のパフォーマンス低下は見受けられません。

仮想メモリエリアがHDDの場合は、この様にスワップが発生するとパフォーマンスに大きく影響して動画のコマ飛びやマウス動作にまで影響する可能性が有りますが、本機はSSD上に仮想メモリが作られますのでスワップの影響が少ないのでしょう。

 ■ パフォーマンス低下が無いなら2GBメモリで大丈夫?

上記の検証結果を見ると、ガンガン仮想メモリを使用しても快適に動作するんだから問題ないよねって考える方も居られると思います。

私が考える懸念事項としては、SSDに頻繁に書き込みが発生する為に少なからずSSDの寿命に影響する事ですが、これも影響がどの程度なのか不明です。長期保証しているSSDも存在していますし、神経質にならないくも良いのかもしれませんが...。

何にしても、物理メモリの空き容量が0MB付近をウロウロするというのは好ましい状況では有りませんので、やはり安心して使用するには4GBや8GBに交換した方が良いように感じました。

 ■ 8GBのメモリに交換する

冒頭に記載した様にZOTAC ZBOX CI520 nanoは、標準で2GBのメモリを搭載していますが、最大8GBに交換する事が可能です。メモリスロットは1個しか有りませんので、標準の2GBを残したまま追加する事は出来ません。

メモリの規格はDDR3L-1600 SoDIMMで、ノートPCでも多く使用されている物ですから比較的入手しやすく値段も手頃です。私が選択したのは、とにかく安価な物をという考えから見つけた中では一番安価だったサムスン製の8GBです。



8GBで1万円台,4GBで5千円前後という価格が目安だと思います。国内製品が安心という方も居られると思いますので、参考としてリンクを貼っておきます。

 4GB

  8GB

下記がメモリ交換手順ですが、非常に簡単です。SSDが邪魔なので取外しと取付にドライバを使用しますが、これさえ無ければドライバも不要です。

手順1:裏蓋を取り外す

小さなゴム足4個を時計と反対方向に回して全部外すと、 裏蓋が外れます

手順2:SSDを取り外す

右側のビス2本をドライバで緩め、SSDの右側を浮かしながら右側に動かし
左側のコネクタから引き抜く

手順3:メモリの外す

メモリ両側の爪を開いてメモリを起こし、抜き取る

手順4:新しいメモリを取り付け、上記手順をさかのぼって復帰する

 ■ 8GBに交換後の状況

メモリを交換後、2GBで検証した時と同じ環境でメモリ使用状況を確認しました。当然ですが空きが十分に有ることが解ります。これだけ空きメモリが有ると安心ですね。

 ■ 〆

ZOTAC ZBOX CI520 nano Win8.1 with bingは、core i3のCPUを搭載したWindows 8.1搭載PCで4万円台で買えますから、あと少し予算を増やしメモリ交換して安心して使用するのをお勧めします。

試しにVisual Studio2013をインストールして使用してみましたが、8GBメモリに交換した環境ではメイン機としても何ら問題ない性能と言えます。
(データ保存やアプリのインストールは、NASやUSB接続のHDDが前提)

1 件のコメント:

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